キューステAIハイライトとは?プロ野球の熱狂をスポーツAIが即時実況

NPBの試合を生成AIが音声実況解説で振り返る「キューステAIハイライト」。人間の実況と遜色ないクオリティをどう実現したのか、開発を主導した加藤に、その裏側と「プロ野球×生成AI」の新しい楽しみ方を聞きました。
キューステAIハイライトとは
一言でいえば「プロ野球の試合のおいしいところだけを、臨場感ある実況解説付きで振り返れるAI音声動画サービス」です。試合結果や数字だけでは伝わらない“熱狂”を、いつ・誰が・どんな文脈でプレーしたかまで含めて表現します。
全試合をフルで振り返るのは大変でも、ハイライトならタイパよく楽しめる。実況は音声と相性がよく、ながら聞きでも臨場感を味わえます。
なぜ音声実況か/滑らかさの秘密
実況生成の裏側には様々な工夫がありますが、最大の要因はLLMの技術向上です。Anthropic(Claude)・Google(Gemini)・OpenAI(GPT)が競って進化を重ね、半年前にはできなかったことが今はあっさり実現できるようになりました。構想を始めた当初は、ここまでのクオリティは想像できなかったといいます。
純粋な開発期間は数週間。しかも主に加藤ひとりが“バイブコーディング”で開発しており、従来の開発体制とは大きく異なります。「AIが開発に使える」時代ならではのスピードと効率で、こうしたサービスが生まれています。
ハイライトは「得点シーン」だけじゃない

この仕組みは「配信する側」と「視聴する側」の両方にメリットがあります。通常、映像でも文字でも人手による編集作業に大きな手間と時間がかかりますが、キューステAIハイライトはこの作業を全てAIが行い、人が介在しません。6試合分の実況コンテンツを瞬時に生成でき、配信側の負担は実質ゼロに近づきます。
コンテンツ化するシーンにもこだわっています。従来は「得点シーンの羅列」になりがちですが、野球の面白さは得点に至る文脈にもあります。「あの回のフォアボールが後々効いた」「この組み合わせではこの選手が必ず打つ」といった文脈を掛け合わせ、得点シーンに現れない部分まで盛り上げます。
データで分かる「試合の転換点」── 勝利可能性グラフ

動画には、試合展開に合わせてリアルタイムに変動する「勝利可能性グラフ」を連動表示。「このワンプレーでチームの勝率が一気に20%跳ね上がった」といった転換点が視覚的に分かり、確認しながらハイライトを楽しめます。
ライブリッツは10年以上にわたりデータ分析システムで球団を支援してきた実績と、膨大な分析ノウハウを持っています。だからこそ、試合の「真のポイント」の見極めに自信があります。
この記事は note「スポーツAIラボ」掲載記事をもとに再構成したものです。元記事(note)を見る →