本文へスキップ
ライブリッツ株式会社

HISTORY

事業のあゆみ

プロ野球のデータ革命から、エンタメ・飲食・農業への展開、そして生成AIへ。ライブリッツがどんな企業と、どんな挑戦を重ねてきたのか ―― 会社の沿革を読み物として振り返ります。

2011-2017 原点 ―― プロ野球のデータ革命から生まれた会社

ライブリッツの前身・株式会社てんじくは、2011年10月に設立されました。2014年11月にフューチャーグループに参加し、2016年5月に「ライブリッツ株式会社」に商号を変更。

フューチャーでは2012年から、プロ野球団向けチーム戦略・強化システム「Future FastBall」の開発が始まっており、「経験と勘」の世界だったプロ野球に、データ分析に基づく意思決定を持ち込もうとしていました。転機は2017年4月。Future FastBallをゼロから立ち上げた村澤清彰が代表取締役に就任し、スポーツに特化した事業会社として再スタートを切りました。

2018-2019 チームの勝利からファンの熱狂へ

2018年、プロ野球の現場を支えてきた取り組みが公になります。4月には福岡ソフトバンクホークスが当社の野球選手AIトラッキングシステムをチーム戦略に活用していることが発表され、7月には日本野球機構(NPB)とプロ野球記録の利活用基盤「NPB Baseball Data Innovation Platform」を構築。プロ野球の「IT武装」を支える会社として知られるようになりました。

2019年は、チームからファンへと対象を広げた年です。読売巨人軍のファンサービス戦略を支える会員管理システムを構築し、会員サイトには「トリプルヒーローゲーム」をはじめとする野球データ分析コンテンツを提供。6月には自社サービスとして、みんなのプロ野球情報ステーション「キューステ!」をオープンし、AIによる記録達成日予測や「未来のレジェンド」予測など、データで野球を楽しむコンテンツを発信しました。年末にはアマチュア向けチーム強化サービスも開始し、プロで磨いた仕組みを草の根へ届け始めます。全日食チェーン加盟店向けアプリ「全ちゃんなび」の開発など、スポーツ以外の分野への技術提供もこの頃から始まりました。

2020 球場の外へ ―― アマチュア・海外・農業、そしてコロナ禍

2020年は事業のフィールドが一気に広がった年です。3月にはキューステ!のチーム強化サービスをソフトボールチームへ、5月には台湾プロ野球・楽天モンキーズへ提供し、海外初進出を果たしました。コロナ禍で夏の甲子園が中止となった際には、代替大会へ「キューステ!高校野球サービス」を無償提供。Zoomビデオウェビナーで使えるオンライン本人認証サービスなど、リモート時代に応えるサービスも生まれています。

ファン向けでは、プロ野球応援こめかん(巨人軍「勝米」・阪神タイガース「虎缶」・ホークス「鷹缶」など)のシリーズ展開が始まり、千葉ロッテマリーンズへ、さらにJリーグの東京ヴェルディ・ベガルタ仙台へと広がり、野球の枠を越えました。ハンドボールのジークスター東京には試合映像ライブ配信「Fastlive」(現「FastBiz ライブ配信」)とチーム強化サービス「スポステ!ハンドボール」を提供しました。

またこの年の1月には、株式会社TrexEdgeから事業を継承し、農業経営支援アプリ「Agrion」シリーズがライブリッツのサービスに。スポーツで培ったテクノロジーを一次産業へ応用する挑戦が本格化します。4月には本社を東京都品川区大崎のThinkPark Towerに移転しました。

2021 AI映像解析と競技の広がり

2021年6月、プレー映像をAIで解析し、打球や動作の軌道をビジュアル化する「Fastmotion V3」がサービスイン。ハンドボールのジークスター東京とはAIを駆使したチーム・選手分析機能を共同開発し、目標である日本一の獲得に向けた挑戦を支えました。10月にはラグビーのNTTドコモレッドハリケーンズ大阪との協業も始まり、野球で磨いた技術が競技の枠を越えて広がった年です。

農業分野でも、Agrionの「施設園芸向けDXサービス」や、一次産業におけるドローン活用を一括支援する「One Drone」を開始。選手が飛び出すARアプリや、バーチャル株主総会を支えるオンライン本人認証など、新しい技術の実装にも次々と取り組みました。

2022-2023 ファンビジネスの横展開 ―― エンタメ・飲食・メタバース

プロ野球のファンクラブ運営で培ったCRM「FastBiz」の仕組みが、スポーツの枠を越えて広がったのがこの時期です。2022年1月によみうりランドの会員システム、9月に清水エスパルスの後援会管理システム、11月にラグビー・浦安D-Rocksの会員管理・ECシステムを構築。2023年11月には、すし銚子丸の全社共通会員基盤を構築し、飲食業のDX経営を支援しました。「その場所での体験を楽しみに来場する」という点でスポーツ観戦と共通する、エンターテインメント・飲食の現場への横展開です。

2022年3月には「オンライン株主総会サービス」が、フューチャー株式会社の株主総会でバーチャルオンリー型の開催に初めて採用されました。並行して、メタバース空間構築プラットフォーム「MetaStation」、スポーツチームのファン向けメタバースアプリ、スポーツ専用クラウドファンディング「BARREL ZONE」、サブスクプラットフォーム「FastBizサブスク」など、ファンとチーム・企業をつなぐ新しいサービスを立ち上げました。esportsチームの運営という新しい挑戦も、この時期に始まっています。

2024-2026 次の世代と生成AI ―― FastBall AIの始動

2024年からは、プロ野球のトップ選手たちとともに子どもたちへデータ活用を伝える「デジタル野球教室」がスタート。青木宣親氏・五十嵐亮太氏・杉谷拳士氏・鳥谷敬氏・桑田真澄氏らをスペシャルコーチに迎えて回を重ねました。2025年3月には、元東京ヤクルトスワローズ投手で当社の久古健太郎が手掛けるアマチュア野球チーム向け「データ計測サービス」を開始。こうした積み重ねの先に、2026年8月には常設スクール「FastBall Baseball ACADEMY」を東京・豊洲に開設しました。

そして2025年11月、スポーツDXを生成AIで促進する「FastBall AI」プロジェクトを始動。2026年2月にはスポーツAI研究プロジェクト「LaiBlitz AI Lab」がnoteで研究事例の発信を始め、同月、スポーツ総合雑誌『Number』には代表取締役社長・村澤清彰のインタビューが掲載されました。生成AIがNPB試合速報を音声実況解説する「キューステAIハイライト」、メルマガ制作時間を1時間から3分へ短縮する「FastBiz AI メルマガ」、スポーツAIアプリ「Visitoo!」のAIコンシェルジュ機能と、生成AIを実装したサービスが次々に生まれています。2026年8月には、日本語で話しかけるだけで10職種の専門AIチームがコーポレートサイトを更新・改善する「AIサイトコンシェルジュ」の提供を開始し、生成AIの活用をスポーツの外へも広げました。プロの現場で磨いたデータとノウハウをAIが学習し、あらゆる人に届ける ―― ライブリッツの挑戦は、次の章に入りました。

← 会社概要(沿革)に戻る