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スマホ映像×AIでゴルフ「100切り」は安定するか〈続編〉ラウンド中コーチング実験

スマホ映像×AIでゴルフ「100切り」は安定するか〈続編〉ラウンド中コーチング実験

前回はGeminiがスイングの癖をどこまで言語化できるかを検証しました。続編では「AIのアドバイスをラウンド中にその場で反映したら、本当にスコアやOBは改善するのか?」を、100切りレベルのゴルファー2名で実地検証しました。

「自分の良い時のスイング」を教師データにする

ポイントは、ツアープロの理想フォームではなく「自分の中のベスト」を基準にしたこと。プレー前に各自の調子が良い時のスイングを教師データとして再確認し、「どこが良いか・どんな意識で打っていたか」を言語化して共有。ラウンド中はティーショットのたびに、AIのアドバイスを「インパクトまで右足ベタ足」「左膝の壁を1秒キープ」のような感覚的な一言フレーズに絞って反映しました。10個のアドバイスより1〜2個に集中するほうがパフォーマンスは上がります。

結果:2人ともスコア10打改善、OBが激減

YSさんはスコア115→98で100切りを達成し、OBは9発→3発に減少。SKさんもスコア115→105、OBは8発→1発まで大幅に減りました。コースやコンディションの違いはあるものの、「ティーショットの崩れ方」が明らかに変わったことを示す結果です。AIは癖を頭ごなしに否定するのではなく、癖を認めた上で「どこを直せば良くなるか」をピンポイントで示した点が効きました。

見えてきたのは、「理想のスイングに合わせる」より「自分の良い時に戻す」ほうが現実的で、当日の応急手当としても有効だということ。そしてミスが続くと「何を信じて振ればいいか分からない」状態になるアマチュアにとって、AIの一言が迷いを減らす“精神安定剤”としても機能する、という発見でした。

この記事は note「スポーツAIラボ」掲載記事をもとに再構成したものです。元記事(note)を見る →